ginzo_System年間成績

2019年の収支結果

2019年は、前年度と比べると、比較的安定した推移で資産を増やすことができました。

2019年1月には初月から月トータルがマイナス(若干)になってしまったものの、
その後は綺麗に毎月トータルプラスが連続して続くなどにより、
「一度稼働したら後は何もせず、ただ じっと見守り続けること」という
システムトレードの成功鉄則を守りやすかった年だったと思います。

12月にはイギリス総選挙があったことによる為替の大変動が目立ち、
その期間にドローダウンも一時的に発生してしまいましたが、
(為替の大変動時でも、トータルすると大きな期待値となっています)

それを含めて、何だかんだ結局、年間トータルは しっかりとプラス
なるところも、GINZO_Systemの魅力の1つと言えると思います。

なお、12月のイギリス総選挙時には、滅多にあることではないのですが、
運用者によって、ドローダウンが大きかった人、小さく済んだ人、
むしろ、プラスになった人など、結果にバラツキが生じてしまったようです。

これは為替取引の特性上、どうしても起こり得る事ではあるのですが、
仮にドローダウンが大きかった人の場合でも
トータルは しっかりとプラスになっているはずですし、

「一度稼働したら後は何もせず、ただ じっと見守り続けること」を守り続ければ、
一時的なことを全く気にする必要ないほど、
近い将来には大きな資産を形成できるはずですので、
システムトレードの成功鉄則を忘れずに守り続けていきましょう。

 

ところで、近年は、月利15%という
GINZO_Systemの基準値に満たない月が少なくありません。

その最も大きな理由は、ボラティリティによるものと考えています。

GINZO_Systemは、為替の「実需」に着目し、これまで何十年も安定して
規則的に発生している「需要増減の短期波」をとらえるシステムですので、

このトレードスタイルは、トレンド相場・レンジ相場などに影響されず、
バッチリと大きな有効性が 現在も含めて確認できています

また、この着目点の特性から、
「基軸通貨が米ドルからポンドに変更される」
などのようなことが無い限り、
その大きな有効性が将来的にも薄れることは無いと考えてよいでしょう。

しかしながら、GINZO_Systemは どのような環境変化にも
全く影響を受けないかというと、そうではありません。

それが、ボラティリティに関することです。

ここで、このボラティリティを確認するために、
まずは、過去20年分のデータを見てみましょう。

過去20年分のデータ

このデータから、日毎にロウソク足の実体幅(終値-始値の絶対値)やヒゲ幅、
値幅などを算出し、年毎に比べてみると、以下のようになります。

値幅平均グラフ

上記の表やグラフを見ますと、
以前には、2012年と2014年に変動幅が小さいことが分かります。
変動幅が大きかった2008年などに比べると、値動き自体が半分にも満たないです。

2008年などでは、ドル円が上昇するにしても下降するにしても
1日で平均74pipsほども動いていたのに対し、
2012年や2014年には1日で平均30pips前後しか動いていませんでした。

実は、これらの年は、GINZO_Systemの成績はもちろんプラスではあるものの、
どちらも基準値の月利15%に満たなかった年でもありました。

近年では、グラフを見ても分かる通り、
2012年や2014年と同様に為替の変動幅が小さくなっており、
利益率も平均よりも低くなっています。

一方、近年では2015年・2016年が為替の変動幅が大きかった年ですが、
やはり、GINZO_Systemの利益率も特に良かった年となっています。

変動幅と利益率を照合させますと、
その関係が見事にマッチしていることが分かります。

つまり、GINZO_Systemの利益率は、為替の変動幅と相関関係があるといえます。

  • 変動幅が高まれば、GINZO_Systemの利益率も高まる
  • 変動幅が低くなれば、GINZO_Systemの利益率も低くなる

高利益率と低利益率
(低利益率の時期でも期待値はプラスなので、利益はトータルするとプラス)

ですから、近年では、変動幅が低いために利益率の低い月が少なくありませんが、
また変動幅が高くなってきたときに、また高い利益率を得られるでしょう。

変動幅は、相場と同じように、上げ下げを繰り返しながら変動します。

過去の2012年や2014年では変動幅が小さくて利益率も
例年よりも低めでしたが、どの年も、しばらくすると回復し、
また高い利益率を得ることができています。

さすがに1日の平均変動幅が0pipに近く、全く相場が動かなくなると
FXで利益を得ること自体が困難になってしまいますが、
為替の特性上、変動幅が下がり続けることもまず考えられませんので、
また変動幅が高まっている時期をじっと見守り続けましょう。