もみ合い相場は負ける?

株式スキャルピング挑戦スタートから0ヶ月と2週目。

挑戦スタートから1週目では、
初回ではビギナーズラックが発生したものの様々な失敗をして負けた。

  • ポジションを決済しようと思っていたら新規注文をしてしまった
  • 移動平均線の反発を期待値の低い方法でやってしまった
  • もみ合いでも利益を伸ばそうとしてしまい、利益が損失になってしまった
  • リアルタイム時と録画での振り返り時が違う相場認識をしていた
  • 根拠のない損切りラインを設置してしまっていた
  • 売り判断なのに在庫不足で売れずに買い勝負してしまった
  • ロウソク足の動きで、買いと売りのどちらが有利かを意識できなかった
  • チャンス度の低いエントリーをしてしまった
  • レンジ狙いの逆張りでの失敗が大きかった
  • 不利な場面になってもポジション保有を続けてしまっていた
  • メンタルダメージが売買を狂わせてしまった

中でも最悪なトレードはこの時。

最悪なドテンの繰り返し

ロウソク足5本前に、1本前ロウソクの高値を上抜いたことから
移動平均線を下から上に抜くことを狙うことを狙って買っていたのに・・・、

これから前回高値をブレイクするチャンスの時に売ってしまい、
さらには、それに失敗したことを正当化するため

強いことを根拠に買いをもっているところで、売りにドテンしてしまった。

この失敗は、感情が乱れたことによるものと言わざるを得ない。

金銭的には勝っても負けても全く動じない金額を張っているはずなのに、
動くお金に関係なく「勝った」「負けた」がまだまだ気になってしまっていた。

これではこの先に本命の資金運用をする際には、もっと狂ってしまうだろう。

常に本命の資金を運用している感覚を持っていたいと思う。

 

次に大きな失敗トレードをしたのはこの日。

もみ合いなのに利益伸ばそうと

この日は終日もみ合い相場になっていた。

朝一から乱高下を繰り返し、
せっかくその上昇・下落をとらえたことも多かったのに、
その多くをレンジなのに利益を伸ばそうとする失敗によって
トータルでは大きく負けてしまった。

株では未経験だが、FXでは押し目のつけない強い上昇トレンドや
奈落の底まで終わらなそうな下落相場も知っているので
そのような大きな利益を上げるチャンスを

株式スキャルピングでも常にその現象が起きることを期待してしまい、
トレードごとの多くの含み益が損切りになってしまった。

利益を伸ばそうとする基本スタイルは悪いことではないと思うが、
いつでも利益を伸ばそうとすると負ける

FXのシステムトレードでは、
そもそも利益が伸びる確率が高いところでエントリーする仕様なので
常に利益を伸ばそうとするスタイルは通用してきたが、

寄り付きからの30分の株式スキャルピングでは、それが通用しない

その日の流れで

  • 強いトレンドか
  • 弱いトレンドか
  • 大きなレンジか
  • 小さなレンジか

など、相場環境は変わるし、
それは朝一ではなかなか分からないことも多いので、
その日の相場の積極性を見極めながら対応していく必要がありそう。

特にこの日は、利食いの方法に課題を感じる日だった。

もみ合い時にも強いトレンド時にも通用する利食い方法は?

挑戦スタート1週目では、数々のやってはいけない失敗を経験したが、
共通して1つの課題を感じた。

それは、利食いの方法

エントリー方向は、「相場の圧力が強い方に張る」
損切り方法は、「必要以上に強い圧力が押されたとき」

とある程度決めていたが、

利食いの方法は、FXの時からのクセで、
とにかく最大に利益を伸ばす・・・ということしか考えていなかった。

しかし、
寄り付きから30分の多様な相場では、
常に上昇か下落かだけを考えてしまうと、
もみ合い相場の時に損切り貧乏でトータルでも大きく負ける

かといって、中途半端な利食いをしてしまうと、
利益が小さく限定されてしまうばかりか、
強いトレンドだった時に遅れて追っかけてしまい不利になる。

そこで、

もみ合い相場でもトレンド相場でも、

どちらでも対応できる利食いの方法を考えた。

それは、もみ合い相場でもトレンド相場でも、
どちらでも基本的に一度利益を確定させること。

もみ合い相場であったならば、
利益がある程度乗ったときに利食うことは最適な利益確定となる。

一方で、トレンド相場であったならば、
一度利益確定することで、そのあとの値動きによっては
利益の取り逃しもあり得るが、その取り逃した分の利益は、
利益を引っ張って結果含み損になってしまうリスクよりも小さいはず。

この考え方を用いて、

移動平均クロスを狙うXチャンス、
一度大きめの逆行をしてからの再順行を狙うVチャンスでは、

それらの基準となるラインを突破した後に
1本のロウソク足が確定した時点で利食いをするようにした。

この考え方だと、1週目は全ての日で勝っている(ミスがなければ)はずだし、
ビギナーズラックが起きた最初のトレンド発生日でも十分に対応できるはず。

そこで、挑戦スタート2週目では、
この利食いの考え方を採用。

ロウソク足1本で利食う

朝一発目でのトレードでは移動平均線クロスのXチャンス狙いは失敗したものの
前回高値突破を狙ったVチャンス狙いで、
朝一の負けよりも大きく利益が取れた。

また、前回高値突破後も上昇していった相場だったが、
それも途中からトレンドに乗ることができて、
その後の上昇も利益とすることができた。

しかし、

課題は利食いの方法だけではなく

上昇しながらもジワジワな動きでもみ合いながら小幅に動く相場
には対応することができず、
この日もトータルでは勝つことができなかった。

相場には、手を出しても期待値の低い場面があるはずなので、
それを見極める技術も考えていきたい。