含み益が損失に?トレードで勝つか負けるかを左右する手仕舞い方法

株式スキャルピング挑戦スタートから0ヶ月と2週目。

挑戦から1週目では、最初のビギナーズラックによる勝ちの日以来、
連続して4日間負け続けた。

前回の負けた日は仕方のない負け日と感じるが、
その前の3日間の連続負け日は、必然的な負けのように今思う。

1週目の負けた3日間は、注文ミスや根拠のない売買を除いて、
全てのトレードに共通することが、利食いの考え方を定めていなかったこと。

幸いにも、エントリーに関しては、入った瞬間に逆行することもあったが、
それよりも、入った瞬間には利益が乗っていることの方が多かったと思う。

にもかかわらず、負け続けていたということは、
問題はエントリーではなく、手仕舞いの方にあるかもしれないと考えた。

自分の売買の本能的なクセをよく見つめなおした時・・・、
自分は勝率は高くなくてもよいから、それよりも大きな利益がほしい、
と考えてきたようだ。

この考え方は相場と向き合う上では悪くない考え方のはずだが、
問題は、どんな相場状況であっても利益を伸ばそうとするところ

システムトレードの経験上、伸びる相場は多くない。
システムトレードでは、エントリー時に伸びる可能性が高い場面を厳選して
自動的にエントリーできるようにしているが、

寄り付きから30分間の株式スキャルピングでは、
伸びる相場はわずかであるため、そのすべてを伸ばそうとすると
せっかくの含み益も損失に変わってしまう

かといって、
何割かは大きく値段が動く相場もあるのだから、
相場が進行している方向に逆らうことはいつかどこかで致命的なドカンを
やらかしてしまうどころか、

大きな利益のチャンスを逃してしまうことにもつながる。

そこで、株式スキャルピングから挑戦2週目では、
手仕舞いの方法を徹底しようと考えた。

伸ばす場面は利益を伸ばし、その他の場面はしっかり利食う

前回までは、相場に勝つためのトレードチャンスとして、
主に2つのチャンスを意識していた。

  1. 移動平均線のクロスを狙うXチャンス
  2. 一時逆行を見せながらも再順行を狙うVチャンス

この2つは、どちらも優位性を確認できている。

GINZO_Systemでも同様の向き合い方によって長年利益を出しているし、
その他のシステム検証でも全て有効性があることが分かっているので、それは確か。

しかし、このチャンスを裁量で活かすことができるかどうかは
全くの別問題。

システムトレードではエントリーを自動的に厳選しているが、
裁量の株式スキャルピングでは、チャンスはすべてエントリーしている。

チャンスはすべてエントリー・・・この向き合い方自体がよくないのかもしれないが、
相場の期待値は、仕掛けと手仕舞いのセットで決まる

システム開発の経験上、どんなにエントリーが素晴らしくても、
利食いや損切りがよくなければ、一瞬にして負けるシステムになってしまう。

逆に言えば、どんなに下手なエントリーでも、
利食いや損切りが良ければ、期待値の高いトレードを続けることができる

・・・この事実は頭ではわかっているが、
現実に実行することが困難なのが今の自分のスキャルピングレベル。

挑戦スタート2週目では、これらの事実を思い出し、
手仕舞いについて、徹底して着目した。

そして、Xチャンス・Vチャンスの本質を思い返した。

逆行のサプライズによる損切りを狙うXチャンス

Xチャンスとは、これまで上昇していた相場が流れを変えて下落に変化、
または、これまで下落していた相場が流れを変えて上昇に変化した際、

相場が変化する前に順行に張っていた人たちが逆行を受けたことによる損切りを狙う考え方。

相場で勝つ秘訣は、遅れて売った人たちから買って、
その人たちの損切り買いに対して売ることだと思っている。

Xチャンス

しかし、この場合の損切りによる踏み上げは、
一時的なものであって、長く続かないことが多い。

その理由は、長期のトレーダーにとっては、
この一時的は上昇は、絶好の売りチャンスのためだからだ。

もちろん、そのまま相場が転換することもあるが、
それよりもレンジ相場となったりトレンド継続となったりすることの方が多い。

これを踏まえると、Xチャンスは、無条件に利益を伸ばしてはいけない

現在のところ、移動平均線をはみ出して、Xのカタチが形成された時点で
利食うことをがベストだと考えている。

順行のサプライズによる損切りを狙うVチャンス

Vチャンスとは、これまで上昇していた相場が下落に転じたかと思わせて再上昇、
または、これまで下落していた相場が上昇に転じたかと思わせて再下落した際、

相場が変化したことによって、それまでの逆に張った人たちが、
再度順行したことによる損切りを狙う考え方。

この場合、間違って逆行と判断した人から買って、
その人の損切り買いに対して売ることで相場に勝つというもの。

Vチャンス

Vチャンスは、長い他の時間軸も上昇トレンドなら強く上昇することも多いが、
条件がそろわないとなかなか強いトレンドは起きない。

それよりも、最高値・最安値のカウンターを狙う人たちも多いので、
一時的には最高値・最安値まで戻ってきたり、時には反転してしまうことも多い。

そのため、Vチャンスにおいても、無条件に利益を伸ばしてはいけない

現在のところ、前回最高値や最安値をはみ出して、V字回復が形成された時点で
利食うことをがベストだと考えている。

XチャンスとVチャンスは伸ばさない

以上の点を踏まえて、2週目からはXチャンスとVチャンスは、
無条件に伸ばそうとせず、利食いの状態をある程度明確にした。

これを心がけただけで、挑戦スタート2週目は負けにくくなった

まだまだ経験が浅いので考え方をバージョンアップする必要もあるだろうが、
手仕舞いの方法を変えただけで負けにくくなったという事実によって、

手仕舞いは売買を制す・・・と思えるほど手仕舞いの重要性を痛感した。

利益をトコトン伸ばすYチャンス

自分の性格上、上限が限られている勝負は肌に合わない。

どうしても、無制限に利益が得られる考え方を採用したいと考えた。

そこで検討したのがYチャンス。

Yチャンスは検証中なので、
気づき次第、記録していこうと思う。