昨年2020年度はコロナの影響があって為替相場が大きく変動したり、
その後しばらくすると急に静まり返って為替変動が少なくなったりと、
多くの人にとっては
「大きな損失か大きな利益」または
「プラスもマイナスも無い」という
難しい相場環境の1つであったと思います。

これに対し、GINZO_Systemでは、
基準の利益率には満たなかったものの、
例年通り、年間トータル大幅プラス

コロナがあってもなくても、
他に何かが起こっても起こらなくても・・・、

GINZO_Systemは、
それらに関係なく毎年利益をプラスにしているEAの一つです。

このGINZO_Systemは、今年2021年に入っても、
過去10年以上と変わりなく資金を増やし続けてくれており、
先日には、また最高残高を更新しました。

上昇トレンド

前回の最高残高の更新から今回の更新までの期間は
約3ヶ月でしたので、その間はやはり忍耐の時期ではありましたが、

その忍耐の3ヶ月間であっても
ドローダウンが5%程度に収まっていることから、
比較的ストレスも受けにくかっただろうと思います。

ドローダウン

GINZO_Systemでの運用(EA自動売買)は、
自動的に稼働させておくだけで資金を増やし続けるものではあれど、
「ドローダウンと最高残高更新」の繰り返し

ドローダウンの期間は、短い時は1~数日の時もありますが、
長い時には3カ月以上の期間を経て
また最高残高更新をしていくということも多くありますので、

やはり、ドローダウンの期間に、どれだけ黙って忍耐できるかが、
システムトレードの成功を決めます。

ところで、
GINZO_Systemと同様に、
ただ保有しておくだけで資金を増やし続ける運用方法の一つとして、
「SP500を持ち続ける」という有効な手段もあります。

SP500とは日経平均やTOPIXのアメリカ版みたいなイメージで、
何十年も上昇トレンドが続いているものですので、
これも「ただ持っているだけでOK」。

「SP500をただ持ちつづけるだけ」という運用手法は
「最も有効な運用手法の一つ」としてもわりと有名で、
私も、GINZO_Systemが生まれなければ、この運用手法を行っていたと思います。

そんなSP500であっても、
当然、「ドローダウンと最高残高更新」の繰り返しであることは
GINZO_Systemと同じで、

そのSP500の場合の「ドローダウンと最高残高更新のスパン」
以下のようになっています。

スパン

長期的な上昇トレンドが続いているものではあれど、
ここ数年だけをみても、複数回の長期ドローダウンが起きているのが分かります。

結果的には「持ち続けていれば運用成功」ではあるものの、
それを現実に受けるには、どうしても、ドローダウン期の忍耐が必要となるでしょう。

さらに言えば、SP500の場合には、
過去には、約6年もの長いドローダウン期間もありました。
サブプライムショック・リーマンショックのときです。

超ドローダウン

・・・これは、さすがに耐えるには「放置する忍耐」というよりも
「放棄」するくらいでないと無理ですよね。

SP500には、こんな恐ろしさを秘めておりますが、
GINZO_Systemでは、「比較的短期スパンの為替の絶対的特徴」を利用する特性上、
より綺麗で安定した上昇トレンドに乗り続けることが可能です。

長期上昇トレンド
(GINZO_Systemによる資金曲線・上昇トレンド)

以上のように、ドローダウンの期間の忍耐が難しいという場合には、
優れたSP500運用と比較して考えてみると、
システムトレード成功のために必要なことの理解が深まるかもしれません。