昨年の1月からmyfxbookでリアルタイム成績を公開してから、
約1年半が経過しました。

“この約1年半”の期間は、コロナの影響から
株式市場や為替市場、その他金融市場が大きく揺さぶられてきた期間であり、

それ以前まで通用してきた売買システムが突如として通用しなくなったり
さらには積み重ねてきた利益が全て吹っ飛んでしまったり、
逆に、長らく低迷していた金融商品がブレイクしたりと、
「強いもの」「弱いもの」の二極化が大きくなった時期と思っています。

そんな中、私が無償提供しているEA(GINZO_System)は、
相場環境の大変動にも影響を受けず
“この約1年半”も着々と利益を上げてくれているのは、
ありのままをリアルタイム公開しているmyfxbookのとおりです。

コロナ期間も順調

とはいえ、
一般的に陥ってしまいやすい短期的な視野で見るならば、
所々で長期的なドローダウンや横ばいが発生しているため、
決して精神的にラクな運用ではありません。

現在も、先月のゴールデンウィーク期間中に最高残高をつけた以降、
利益率が低迷している状況でもあります。

このような精神的ラクではない期間には、
人間の特性として、様々なことを考えてしまいがちのようです。

  • システムが次第に機能しなくなってきたのか?
  • コロナの影響を受けているのか?
  • システムトレード自体が厳しいのか?

・・・人間の特性としては、利用中のものに不都合なことが起こった際に、
利用中のもの自体に原因を結びつけようとしてしまいやすいようですが、
ほとんどの場合は、自身の心の中にワナが潜んでいます。

不都合なことが起こったときこそ、
最初の約束を守れるかどうか。

これが、成功と失敗の大きな分かれ道。

当システムによる自動売買の場合は、
一度稼働開始したら、何もせずじっと見守り続ける
ということが約束。

 

私が22歳の頃、
ある投資会社に勤務していたときですが、
そのときの上司に何度か言われたことがあります。

それは、
ピンチの時こそ、その人間の本性が出る
ということ。

私は元来 不器用な人間なので、
よく人から誤解を受けたり、
良くも悪くも能力を決めつけられて来たりしていました。

それに対していつも
「いまに見てろよコノヤロー」という気持ちと同時に、
「自分の本当のありのままを見てもらえたらどれだけ良いだろうなぁ」と
感じてきました。

そのような思いがあったからこそ、
「ピンチの時こそ、その人間の本性が出る」という言葉は
自分の心に強く響き、

・・・
「だったら、ピンチの時こそ、自分の本当の姿を見てもらえるチャンスでしょ」
と思うようになりました。

だから、
ピンチの時こそ、
不都合なときこそ、
自分の理想とする行動をとりたい。

そのような考えが、
必然的に「失敗の逆」の行動と結びつき、
今の自分があるのだと思います。

多くの人は、良くも悪くも保身のワナが強く、
「成功の逆」の行動をとってしまいがちです。
(裁量トレードでも大きくあらわれる)

自分は、そんな“普通”がイヤだから
その“逆”をする。

 

よくシステム利用者さんから
「長期期間中や土日は稼働停止した方が良いですか?」
とご質問をいただきますが、
「一切停止しない!」という行動が、「普通の逆」「失敗の逆」だと思います。

最初の約束を守ることも普通は難しいから、
「最初の約束を守ること」も「普通の逆」「失敗の逆」です。

EA資金運用以外にも、
「普通の逆」「失敗の逆」はたくさんあります。
いろいろと考えてみましょう。