株で負けないようになってきた。

株式スキャルピング挑戦スタートから0ヶ月と2週目。

今でこそFXのシステムトレードを確立し、
15年以上、為替相場からずっとお金の恩恵を受け続けてきたが、

それよりも以前の若いころは、システムトレードという概念も知らず、
独立する前の当時の仕事柄、裁量トレードに苦戦していたことがある。

その当時は、どれだけ頑張っても相場に裁量で勝てるようにはならず、
その悔しさだけは十数年も引きずっており、
最近でもリアルタイムの相場はたまに見る時があった。

自身の自動売買システムGINZO_Systemは
システムトレードとしてしっかりと確立することができているが、
「裁量トレードならば、どのような基本売買方針がよいのだろう」

と、現実的に手動で取引できるような売買方法をプログラムに組み込み、
それを何十も何百も行ってみたが、

GINZO_Systemで採用している不変の優位性以外には、
どうしても確固たる優位性は見当たらず・・・

相場に裁量で勝ち続けるためには、
順張りがよいのか、逆張りがよいのかでさえも見当がつかなかった。

これまでの十数年間の中でも、
片手間でありながらも手動でFX売買をしたこともあるが、

裁量では、どうしても順張りでも逆張りでも勝てなかった

システムトレードなら問題なく勝っているのに・・・。

不思議でたまらなかった。

ここで、

今回、https://blog.iwai-ginzo.net/news/1255/
に記した通りにこれまでの人生を見つめなおした経緯で、
真剣に裁量トレードに挑戦しようと決めた。

しかも、長い経験を持つFXではなく、株。

株は順張りが有利?逆張りが有利?

順張りが有利か、逆張りが有利か・・・、
FXならば、それは時間帯によって違う

しかし、株は全く分からない

全く分からないからこそ、挑戦のやり甲斐があるというものだが、
挑戦の運命を賭けるつもりで、順張りを基本方針とすることを選んだ。

なぜなら、昔、裁量トレードでは
順張りでも逆張りでも、どちらでも負けていたから。

どちらでも負けるということは、
裏を返せば、どちらでも勝てるということ。

どちらでも勝てるのだから、
危険が少ない方を選びたいということで、順張り。

売買する上での基本は、
トレンドなら順張り、レンジなら逆張りだが、

実践上では、トレンドかレンジかを判別することも難しい。

トレンドがいつ終焉するかわかることが難しいように、

  • トレンドが始まったと思ったら、まだレンジ
  • レンジを抜けたと思ったら、まだトレンド

・・・ということも多くあるため、

裁量では順張りと逆張りを使い分けるのも難しい。

もし、

FXと同じように、
株でも順張り有利時間、逆張り有利時間などが存在すれば
それに合わせた戦略を練ることも有効だと思うが、

自分で株式スキャルピングをやる時間に決めたのは、
値動きの大きい9時00から9時30分。

その時間帯はどうだろうか。

順張り有利?逆張り有利?

・・・

いくらデータをとってみても、
自分の分析上では
どちらが有利とも言えない

だったら、
結果的にトレンドでもレンジでも、
どっちでも順張りで勝てるようになろう。

なぜなら、
昔の自分はレンジでも逆張りで負けたし、
トレンドでも順張りで負けたし・・・

きっと、トレンドでもレンジでも、
同じく順張りのみで勝つ考え方があるはず

レンジでも順張りで勝つ

株式スキャルピングの本格的挑戦スタートから
まだ7日分しか経験はないが、

2週目に入って、負け続けていた1週目とは明らかに違う感触を得た。

その一番の大きなキッカケは、利食いの考え方を明確に持つこと。

そして、多くのチャンスは、利食いのチャンスにしっかりと利食い
その後、トレンドが強まって伸びそうなら、再度エントリーしなおせばよい
考えたこと。

このように考えるようになった2週目からは、
しっかりとした勝ちこそまだないが、

下手な負け方はしにくくなったと思う。

しかも、一番有意義なのは、

結果的にレンジであっても、順張りで負けにくくなったということ。

普通に考えるならば、順張り方針ではレンジでは負けるけれど、
そのレンジでも負けにくくなっている。

現に最近2日間は、結果レンジでも、順張りで勝っている。

一方向の値動きに対して無限に追い続ける戦略も取り入れているので、
強いトレンドの日が起きたら、さらに勝ちやすいことが想像できる。

前回の寄り付きからの30分間の1分足チャート

前回の寄り付きから30分

・・・方向感のない、おもいっきりのレンジ状態

今回の寄り付きからの30分間の1分足チャート

今回の寄り付きから30分の1分足チャート

・・・寄り付きから30分間で形成している三角持合い

・・・

このように結果的にレンジ相場であっても、

値動きの方向についている方針のもと、
1分以内の瞬間的な押し戻しのタイミングは重要視するも、
基本的に「上がったら買い」「下がったら売り」をすることで
30分トータルでは勝つことができた。

これにより、

もしかして、株式相場のスキャルピングで勝てるレベルになった?

と思ってしまうような感触だが、

たぶん、まだまだ序の口で、
多くの試練が自分を待っていることだろう。

この先、
順張りでも勝てるレンジ相場があるように、
順張りでも負けるトレンド相場もあるだろう。

無限に起こり得る相場の姿に対応できるレベルになっていきたい。