勝てる相場と負ける相場の違い

朝の寄り付きから30分間に限定してトレードする、
株式スキャルピングに挑戦開始してから4週目。

スタート1週目の自分のレベルを思い出して、それと比べると、
4週目ながらも格段に実力の違いを感じる。

1週目では、売りと買いのどちらが優勢かなんて考えていなかったし、
「こうなったら、こうする」「逆にこうなったら、こっちにつく」
などのリアルタイムの売買方法も考えられず、
また、「今はどのようなチャンスの相場場面か」などもブレブレだった。

このために、同じ相場であっても自分の状況次第で売買内容が変わっていたし、
もっといえば、同じ場面でも売りか買いかの判断も違っていた気がする。

しかし、

今は、リアルタイムでも、後からのビデオの振り返りでも、
自分の状況が変わっていても、基本的に売りか買いかはハッキリ定まっている。

これは、自分の売買技術の進歩ととらえてもよいだろうと思っている。

しかしながら、
まだ現在のところは、後からのビデオの振り返り時には気づくことができた
売りと買いの勢力の優劣について、リアルタイムでは気づかないこともある。

そのため、引き続き、「リアルタイム時の判断=ビデオ振り返り時の判断」と、
売買の判断売り買い優劣の判断が同一となるよう、修行を積んでいきたい。

 

ところで、
今日の相場は、売買していてとてもやりやすかった。

先週の相場では、細かい揉み合いの相場が多く、
また、優劣ヒッカケのようないやらしい相場が多かったが、

今日は、売り買いの優勢・劣勢に対して素直な動きを見せ、
自分の判断が間違った時でも、
その損切り以上の利益を他のチャンスでプラスにすることができ、
期待値プラスのトレードができているという感覚を感じた。

一日一日、勝った・負けたを繰り返して一喜一憂しているつもりはなく、
今日は、自分で築き上げた仮説が間違っていないかもしれないという意味で、
今後の自分のトレードの期待値に対して期待できたことが大きな意味を感じる。

とはいえ、

今日は たまたま自分の仮説に優位性がある相場だけだったのかもしれない。
明日は また自分の仮説に反する動きを見せる相場になるかもしれない。

今の経験値では、どちらの相場が多いのかはわからない。

もし、自分の仮説に反する相場が多いようならば、
自分の仮説を見直し、売買戦略を真逆にしなければいけないかもしれない。

今日の朝30分間の相場は以下の通り。

勝てる相場

勝てる相場

寄り付き直後、ロウソク足一本目は、
朝一の小さなレンジを抜けて、上方向に行ったので、
上方向への一瞬逆行を狙って、うまく有利なところで買いポジションを持つことができたが、
その直後に大きな売りを浴びせられるなど、難しい1~2分間で、
その場面は安全第一で逃げたが、

そのあとからは終始、非常に素直な値動きをしているように見えた。

途中では、一度は移動平均線を下にもぐり、
そのあと再上昇して最高値を更新していくシナリオに張るという場面に失敗しながらも、
「ここでこっちの方向に行くなら、こっちが有利」ということを冷静に考えられ、
合理的なポイントでドテンできたことなどにより、

損切りを重ねながらも、それ以上の利益を残すことができた。

今日の相場は、朝の30分間で限れば、

  • 大きなレンジ相場
  • 上昇トレンドから下降トレンドに転換した相場

などの見方ができると思うことから、

自分の売買における仮説は、どうやら
レンジ相場でもトレンド相場でも勝てる負けるは関係ないらしい。

自分で築いた仮説に従うと、
勝てる相場・負ける相場は、
トレンド相場・レンジ相場による違いではなくて、
また別の違う相場状況によって変わってくるようだ。

この要素を理解することができれば
自分の売買技術が飛躍的にUPする気がする。

そこで、自分の仮説が通用せず、やりにくかった相場と比較。

負ける相場

負ける相場

これは、先週の金曜日の朝30分間の相場。
この日は、リアルタイム時にも後でのビデオ振り返り時と同様の判断を
終始することができ、自分の仮説に従い、ミスのない売買を行えたが、
どうしても負けてしまった。

違いは、ボラティリティ?

この日で動いた朝30分間の値幅は、約7円。
一方で、今日の朝30分間の値幅は、約8円。

約1円の違いしかないことから、
勝てる相場と負ける相場の違いは、単にボラティリティの違いというわけでもないらしい。

違いは、出来高?

先週はずっとやりにくい相場が続いた。

このことに対し、
「自分は、なぜ、先週の相場をやりにくいと感じたのか?」

この感覚を整理・言語化することができれば、
上達のヒントとなるかもしれない。

やりにくかった…ということに1つに、
FXの早朝のように、値段が飛び飛びとなり、
狙った値段で約定させにくいということがある。

この原因の多くは、市場参加者が少ないこと。
それは出来高をみれば判断しやすいはず。

ということで、
今日の朝30分の出来高と
前回の朝30分の出来高を比較してみると・・・

出来高の比較

上記は15分足のチャート。
それぞれ2本分の合計で、朝30分の出来高を比較できる。

・・・出来高、全然変わらない。
むしろ、やりやすかった今日の方が出来高が小さいくらい。

勝てる相場と負ける相場の違いは、出来高ではないというのだろうか。

違いは、移動平均線へのタッチ数?

自分のスキャルピングに対する仮説は、
単純にトレンド相場かレンジ相場かに左右されるわけではないが、

もっともパフォーマンスの上がる相場は、強いトレンド相場なので、
トレンド相場・レンジ相場のどちらがやりやすいかといえば、
どちらかといえばトレンド相場。

ここで、トレンド相場とレンジ相場の違いはいろいろあるけれど、
その一つは、移動平均線へのタッチ数があると思う。

強いトレンド相場では、一定時間内に1回も移動平均線タッチしないこともある一方で、
トレンドが弱かったり、レンジだったりすると、
頻繁に移動平均線にタッチしたりクロスしたりする。

そこで、そのタッチ数を比較してみると、

今日の朝30分に移動平均線にタッチしたロウソク足の数・・・5本
前回の朝30分に移動平均線にタッチしたロウソク足の数・・・9本

・・・一応違いがあるので、日をさかのぼり、前々回も調べた。

前々回の朝30分に移動平均線にタッチしたロウソク足の数・・・15本
ちなみに、この日は負けた。

・・・その前は7本。・・・勝った日。
さらにその前の日は10本・・・勝った日。

…9本なのに負けたり、10本なのに勝ったりということなので、
やはり強い相関関係はないかもしれない。

ちなみに、
「今日はどうやっても勝てない」と感じた日が2月13日なのだが、
この日のタッチ数は、6本。

このことから、移動平均線タッチ数が少なければ勝てる、
多ければ負けるということもできにくい。

・・・わからない。

でも、

自分の感覚では、やりやすい日とやりにくい日の違いは確かにある

その感覚や実態を明確にすることができれば、
必ず、レベルは上がるだろうから、
今後は、その自分の感覚も感じながら修行していこうと思う。

これができるようになったら、現状の

  • Vチャンス
  • Xチャンス
  • Yチャンス

に加えて、もう一つのチャンスが生まれたり、

逆Xチャンスは逆の売買をするなどのように、チャンス自体の精度が上がると思う。