負ける相場の共通点

毎日朝の9時からの30分間。
その時間帯での株式スキャルピングを修行し始めてから4週目。

まだまだ安定して勝てるようにはなっていないが、
以前と比べると、断然負けにくくなってきた気がする。

その理由は主に3つ。

  1. トレードしているリアルタイム時と、後からのビデオ振り返り時で、同じ売買判断ができるようになってきた
  2. 損切りだけに着目するのではなく、利食いにも着目した
  3. 小さな持合いのカタチを見れるようになってきた

この3つが着実に上達してきた実感はあり、
それによって、下手な売買をしにくくなったことと、
利益が出るトレードを着実に利益とすることができるようになってきたため、
少なくても後から後悔するような下手な大負けはしない。

ここで、
今のレベルでは、自分が株のスキャルピングで勝つ武器は3つ。

  1. 前回高値・前回安値のブレイクを狙うVチャンス
  2. 移動平均線のクロスブレイクを狙うXチャンス
  3. 強いトレンドに追従するYチャンス

この3つの武器だけで負けにくくなってきたが、
これら3つを忠実に実践していくだけでは、
これから安定して勝ち続けることには限界を感じる。

その理由は、
この3つのチャンスだけでは対応しきれない相場があるから。

相場で勝つにはチャンスの全てにエントリーをしなくてもよいのだから、
得意な状況だけに絞ってエントリーすれば?・・・

・・・という考え方がもっともだが、
その得意な相場・不得意な相場をリアルタイムに判別することは、
実に難しい

通常通りの得意な相場だと思って売買していても、
気が付いたら不得意な相場だったということもあるし、

不得意な相場だと思って見送っていても、
結果的には通常通りに利益をとれている相場もある。

自分の相場に対する考え方や戦略は、
トレンド相場であろうともレンジ相場であろうとも
どちらでも関係なくプラスになる。

しかし、トレンド相場・レンジ相場関係なく、
感覚的に市場参加者が消極的な相場では、
売買方向は間違っていなくても、損切りにかかる確率が格段と高くなる

自分の相場に対する考え方としては、

相場に参加するほとんどの人たちは、
「自分が勝ちたい、儲けたい」
「自分は損したくない、損を大きくしたくない」
と考えていることを前提に、
積極的に相場に参加しているイメージを持っている。

この市場参加者の売買に対する積極性を利用・判断することによって、
それらの人が行動をする前に自分が行動することで優位性を持つことができると考えている。

しかし、相場の中には必ずしも、
積極的に売買を行っているとは限らないと感じる。

積極的な売買とは「売るぞー!」「買うぞー!」「やられたー!という感じだとすれば、
消極的とは、「売っとくか~」「買っとくか~」「切っておくか~」みたいな、
市場参加者の感情が伴わない売買みたいな感じ。

このように、自分が消極的と感じた相場はほぼ負けている

この消極的な相場と感じる感覚・・・

どうにか明確化・言語化を試みているが、
どうしても感覚的な要素なので、それが難しい。

その感覚を整理することができなければ、
この先に必ず自分も陥るだろうスランプから抜け出す用意ができないことになるし、

自分の感覚は常日頃変わる可能性があるものだから、
安定した売買ができなくなる恐れがある。

だから、

どうしても、

  • 積極的な相場
  • 消極的な相場

これらを判別できる要素を明確化したい。

自分はこの4週間で、「売りと買いのどちらが優勢か」を判別できるようになった。

それに加えて、「相場は積極的か消極的か」を判別できるようになれば、
レベル2の時点でメタルスライムを倒した時のような
大きな経験値・レベルアップを期待できると確信している。

そこで、

自分が勝てる相場と負ける相場…すなわち積極的な相場と消極的な相場の
違いを比較できるように、最近1週間のチャートを並べてみた。

2月13日 9時から30分間の1分足チャート

2月13日チャート

負け。マイナス30円。

2月14日 9時から30分間の1分足チャート

2/14チャート

勝ち。プラス910円。

2月15日 9時から30分間の1分足チャート

    2/15チャート

    勝ち。プラス290円。

    2月16日 9時から30分間の1分足チャート
    2/16チャート

    負け。マイナス2160円。

    2月17日 9時から30分間の1分足チャート

    2/17チャート

    負け。マイナス1440円。

    2月20日 9時から30分間の1分足チャート

    2/20チャート

    勝ち。プラス1050円。

    2月21日 9時から30分間の1分足チャート

    2/21チャート

    負け。マイナス130円。

    最近1週間の相場を見比べてみた着目点は、下記の通り。

    • 出来高の比較
    • トレンドかレンジか
    • 移動平均線の傾き
    • 移動平均線へのタッチ数

    ・・・考えられる要素を挙げてみても、
    どうしてもハッキリとした共通点が見当たらない。

    でも、確かに、自分の感覚では、
    積極的な相場と消極的な相場の違いを感じていた。

    いったいそれが何なのか・・・。

    ・・・必ず、違いがあるはず。

    特に、比較的大きく負けた2月16日と17日の共通点、
    そしてそれらと別な日との違いが分かれば、
    その意義はとてつもなく大きい。

    引き続きよく考えてみて、気づいたことがあり次第、
    日誌に記していこうと思う。